競艇予想屋てっちゃんの予想は当たる?検証結果や競艇で勝つため予想屋活用術

競艇予想屋 てっちゃん 競艇予想屋

「水上の格闘技」と評されて久しい「競艇」は、スポーツ観戦として観ているだけでも、その音や迫力で充分に楽しめます。

でも、公営競技=ギャンブルとして楽しむならば、やはり舟券を購入し的中させたいもの。

中でも「賭けたお金が増える」ことに一喜一憂するのが、最もメジャーな楽しみ方ではないでしょうか?

競艇歴が長くなってくると、「このレースはこんな展開が起こって、着順はこうなる!」と、予想を組み立てる楽しみ方も加わり、更に熱くなれたりするものです。

そこで、競艇を始めたばかりの初心者や、「なかなか勝てない」とお悩みの中級者、予想の精度を高めたい上級者の方にまで役に立つのが、競艇予想のプロ「予想屋」の存在です。

「予想屋」は、長年にわたりレースを見続けてきた経験や、蓄積されたデータを基に「レース展開」を組み立てて、結果起り得る「着順」を導き出し、舟券を的中させることによって情報料を得る職業です。

本記事では、そんな競艇予想のプロ「予想屋」について様々な角度からご紹介してまいります。
競艇で稼ぎたい方のお役に立てれば幸いです。

競艇予想てっちゃんとは?

昨今では競艇ブームの影響からか「予想屋」を名乗る方々も増加の一途を辿り、特に動画配信やSNSと言ったインターネット上でその存在を多数確認することができます。

「競艇予想てっちゃん」もそんな中のお一人。ネット検索で「競艇予想 SNS」と入力すれば比較的上位に検索結果として現れるため、その名前を一度はご覧になった方も多いのでは?

「てっちゃん」とはいったいどんな人物なのか? どんな予想をされているのか? 活動場所は? そして何よりも予想は当たっているのか? 

そんな気になる点を追跡調査してみました。

てっちゃんのプロフィール

競艇予想 てっちゃん」と検索してみると、X(旧Twitter)をはじめ、いくつかのSNSでプロフィールを確認することが出来ました。

X(旧Twitter)アカウント競艇予想屋 てっちゃん
本名不明
年齢不明
競艇予想歴21年
ファン数2,400人

プロフィールを確認すると競艇予想歴は21年と書かれていますので、2003年頃からキャリアをスタートされたようです。

ただしこれは「競艇予想屋」としてのキャリアだと書かれていますので、競艇歴全体ではどの程度経験を重ねられているのかまでは判断が付きません。

競艇を予想する上で重要な判断基準のひとつとなる「プロペラ(通称ペラ)」に関するエポックメイキングな出来事だった「持ちペラ制」の廃止が2000年でしたので、その後にキャリアをスタートしていることになります。

「持ちペラ制」から現行の「オーナーペラ制」へのルール変更は、多くの予想屋にも影響を及ぼしましたので、そのあたりの経験の有無が気になるところではあります。

また、てっちゃんのプロフィールで最も目を惹く注目ポイントは、ズバリ「元住之江競艇場」の予想屋だったこと。

本場(ほんじょう)と呼ばれる、全国に24ヶ所ある「競艇場」内で予想屋をするのには、かなりの腕前が求められ難易度は非常に高いと思われますので、スペックの高さに期待が高まります。(※詳しくは「予想屋とは?」を参照)

そして「元」とあり、今はされていないという事で、その辺のお辞めになられた事情や背景、いつ頃お辞めになられたのかなど、気になることは他にも沢山あります。

しかし予想屋時代のお話や評判、てっちゃんの本名、年齢に至るまで、詳細の情報はどこにも見つけられず、不明となってしまいました。

X(旧Twitter)のフォロワー数が2,400人いらっしゃることからも一定数のファンは付いてらっしゃるみたいなので、その実力の程には期待が持てます。

てっちゃんの活動場所

以前は「住之江競艇場」が活動場所だったようですが、現在はどちらで活動されているのか?

ネット検索から「競艇予想てっちゃん」は、X(旧Twitter)と、noteを主戦場にされていることが分かりました。

X(旧Twitter)で予想販売の告知や結果の報告を行い、noteで予想の販売を行うスタイルで現在は活動をされてらっしゃいます。

てっちゃんの予想スタイル

予想スタイルは人それぞれに特徴を持っています。

てっちゃんの予想スタイルは如何に? と、てっちゃんのX(旧Twitter)過去記事や、noteの販売ページを確認してみましたが、とにかく絵文字が多用されており「読みにくい!!」が第一印象。

予想スタイルを発見するために読み進むのがとても困難でした。

苦労して読み進んだ結果、てっちゃんの予想に至る見解や、どのように予想のロジックを組み立てられているのかは一切判明することはありませんでした。

それらは舟券的中の秘中の秘として、情報購入者にしか明かされていないのかもしれません。

てっちゃんの実力を知るためのお試し「無料予想」などは一切提供されていないようなので、有料情報を購入するまで、実力の程は未知数となっています。

公開されている内容から判明したてっちゃんの予想スタイルは、

  • 的中率と回収率にこだわっている
  • 基本1レースの予想買い目は12点以内
  • 本命、穴含め、自分自身でも購入する2~3レースを毎日予想
  • 1レースの予想情報代は400円と比較的安価な設定
  • 特別会員になれば月額1万円で全ての情報が提供される
  • 無料予想の提供は無し

などが挙げられます。

最も気になる予想の精度や、的中の信頼性に関する判断は付けられない結果となりました。

てっちゃんの有料予想を実際に購入して予想の質を検証

予想屋の使命は「情報購入者に利益をもたらすこと」これ以外にはあり得ません。

実際のてっちゃんの成績を判断するには、ご本人からの結果報告や、ネットの口コミだけでは不十分と、自腹を切ってnoteの有料情報を購入してみることに。

出来るだけ「リスクを犯したくない」のが心情。

したがって本命的中を狙うと宣言された、7月5日に行われた桐生ボートレース場10Rでの情報を購入してみました。

期待に胸膨らませ購入したページにアクセスすると、目に飛び込んでくるのはX(旧Twitter)の投稿同様に絵文字ばかりが目立つ読みにくい文字の羅列。

期待していた「展開予想の根拠」などは一切見当たらず、あるのはひたすら過去の的中を自慢する書き込みのみ。

肝心の購入した「7月5日桐生10R」の舟券予想はと、目を凝らしてページをスクロールしていきます。

と、そこには信じられない光景が……

え? これだけ?

と、正直な感想が思わず口をついて漏れてしまいました。

てっちゃんの宣言通り、12点に収められた買い目だけが、たった3行に亘って記載されているのみ。

肝心の「この買い目に至る経緯」や、「考え方」はもちろんのこと、競艇でお金を増やす上で最も大切な「資金配分」すら指定なし。

一応、本線・抑え・穴狙いと3つに分けられてはいるようですが……

これではまるで「サイコロを振って出た目を記載している」だけなのかと疑われても仕方がないのではないでしょうか?

予想屋ではない、ひとりの競艇ファンとして改めて指定の買い目を見てみますが、対象となったレースの出走選手のランクや、気質、過去のデータをザックリと考えても、7~8割程度の確率で的中しそうな出目ではあります。

内側選手の優位が絶対とされている競艇に於いて、最内の1号艇、且つ、A1級の選手を1着に固定した買い目なのですから当然と言えば当然。

その上、ヒモと呼ばれる2・3着の選手まで内側の選手(A2級)を軸にしていますので尚更、外す方が難しいのでは? とまで思える買い目ではあります。

但し、その分どの買い目で的中したとしても払戻金は低め、ここでは「ガミらないよう」(※折角的中しても、購入した舟券代を下回るオッズだった場合に起こる事象をガミと呼びます)慎重に各指定された買い目に対して舟券の購入枚数を情報の購入者が決めなければなりません。

指定された買い目の締切り時最終オッズ

<本命指定>

  • 1-2-3 7.5倍
  • 1-2-4 6.8倍
  • 1-3-2 12.1倍
  • 1-3-4 13.0倍

<抑え指定>

  • 1-2-5 14.1倍
  • 1-2-6 44.2倍
  • 1-3-5 20.2倍
  • 1-3-6 68.8倍

<穴指定>

  • 1-4-2 11.4倍
  • 1-4-3 19.3倍
  • 1-5-2 23.8倍
  • 1-5-3 31.9倍

と、3着に6号艇が絡まなければ、オッズ的にうま味があるレースではありません。

また、気になったのは「穴指定」と謳われた買い目にしても、2号艇と3号艇が軸になっているせいかオッズ的にはむしろ本命の感があります。

12点全てを均等買いした場合、予想情報代を考慮すると12点の買い目中、半分の6点でガミりますので細心の注意が必要です。

まあここまでくればあとは運命のレースを見守るだけ……

結果は、

1-5-4 (12番人気)

で、見事なまでに裏を喰い、しかもご丁寧なことにキッチリと抜け目での決着。

(裏を喰う=予想した着順が入れ替わること。数字は的中しているが連単式ではハズレ)

(抜け目=予想舟券を構成している数字の組み合わせ方で不足している買い目)

情報料の400円は疎か、舟券を購入した金額含めて5千円を一瞬で失うことになりました。

もちろん、この1レースだけで「競艇予想てっちゃん」の実力を図り知ることは出来ません。

が、展開予想もなく、根拠も示されないまま買い目だけがむなしく羅列され、更には資金配分の指定もない情報に有料の価値があるのかどうかは、疑問が残ると言わざるを得ません。

もし、「競艇予想てっちゃん」の有料情報を購入しようかどうか迷われている方は、てっちゃんの情報は出目の提供のみであることを予め留意しておく必要があります。

的中報告に嘘はない?

てっちゃんのSNSではとにかく絵文字を多用した派手な告知が多く、中でも的中報告は投稿の大半を占めています。

「凄く当たってる!」と、投稿を見て感じる方も多いのではないでしょうか? 実際筆者も調査を進めていくにあたって、そのような印象を受けました。

実践してみた結果が上記の通り不発だったとしても、それは偶々ハズレを引いてしまった筆者の引きの弱さが原因かもしれません。

そこで、過去の的中報告を追って、肝心の「お金が増えるかどうか?」を検証してみたいと思います。

直近の2024年7月7日七夕の日の情報をピックアップして検証してみました。

※全レース1点を100円で均等買いした場合

※投資額には1Rにつき400円の情報購入代を含んでいます

競艇場販売予想数的中数投資額的中率回収率回収額
唐津8レース512,800円62.5%57.3%7,340円
児島12レース919,200円75.0%64.5%12,380円
若松8レース412,800円50.0%69.9%8,950円
下関3レース24,800円66.6%40.4%1,940円

全レースのトータル結果

投資額的中率回収率回収額
49,600円64.5%61.3%30,610円

特に注目すべきは、全12R中9Rで的中している児島の結果

ご注目いただきたいのは12R中外した対象となる3R(3・4・10レース)が全て1号艇の頭ではなかった点。

つまり、実際に情報を購入して検証したわけではないので確実とは言い切れませんが、購入した情報と同様に、ほぼすべての指定された買い目が1号艇を頭に固定したものだったのではないかと推測されます。

他のレースも気になって調べたところ、唐津9Rの2-1-4で1号艇の頭以外による的中があったことが確認できましたので、1号艇頭ばかりというわけではなさそうですが……

たった1日の結果のみで、判断するのはどうかとも思いましたが、ハッキリ言って「お金を取って販売するような情報」にはまったく値しないと感じざるを得ませんでした。

ただ、的中率は決して低くはないので、指定された買い目に対して「資金配分」を慎重に行えば回収率を高められ、稼げる可能性も少しだけ残されています。

まあ「資金配分」を行えるスキルがあるなら、このレベルの情報をわざわざ買う必要もないかとは思いますが。

予想の専門家「予想屋」とは?

そもそも公営競技の中でも6艇で争われる競艇は、時に10数頭が競い合う競馬や、9車で争われる競輪(競馬や競輪の場合、数に増減があります)に比べ着順を当てやすいと言われていますが、それでも3連単では120通りにも上る出目が存在します。

より少ない投資で大きな回収を得られるよう、しっかりと予想し購入する舟券の点数を絞り込んでいかなければ、それはもはや運否天賦で120分の一のクジ引きと何ら変わらなくなります。

予想するために必要な情報は際限なくあり、それらを如何に組み合わせて精度の高い予想を完成させるかが「舟券的中」には大切になります。

また「舟券的中」にばかり気が行ってしまい、最も大切な「回収率」(舟券購入の投資資金<払戻金)をおざなりにしてしまっては本末転倒となりますので、「資金配分」も大切な予想の一部と捉えておきましょう。

120分の一の「的中」を選ぶためには様々な要素、選手実力はもちろんのこと、スタート体形の並び、当日の天候や風の状況、はたまた選手の精神状態や選手間の相性など、多岐にわたる情報を組み合わせ、展開がどのような状況になり得るのか?その結果着順はどうなるのか?を見極めなければならず、一言に「予想をたてる」と言っても一筋縄にはいきません。
そこで、経験や蓄積したデータを基に、予想を組み立てる能力を持ち、迷える子羊たちに的中舟券への道標を示してくれ、見返りに対価を求める存在、それが「予想屋」と呼ばれる人種です。

タイプ別「予想屋」の活動場所と予想スタイル

一口に「予想屋」と言っても、その予想方法(メソッド)や活動場所、予想に対するスタンスなど多岐にわたりいくつかのタイプが存在します。

ここでは、そんな様々なタイプの予想屋をご紹介させていただきます。

本場公認予想屋

文字通り、各レース場に店を構え、独自の口上をもって客の関心を引きつけながら予想の買い目を記した紙を販売する「元祖予想屋」です。

前述の「競艇予想てっちゃん」なる人物も、元は住之江競艇場で公認予想屋として活躍されていたという触れ込みでした。

昭和の時代から長らく続く、もはや伝統文化のような存在ですが、意外とどのような仕組みなのかは知られていません。

基本的には個人事業者として、各施行者(レース場)から許可を得た権利者のみが、独特の高台型の露店、および、屋号を持って予想販売を行うことが認められています。

こちらの権利は、世襲制となるため、現在現役で活躍されている予想屋は2代目、3代目の方々となります。

各予想屋の集まりで構成される組合にて、予想の販売価格は設定されており、各自が自由に値付けを行ったりは出来ません。現在は24ヶ所ほとんどの競艇場が一律100円での販売となっています。

※複数レースをまとめてのセット販売もあります。

公認予想屋の特徴

本場を専門としているため、天候や風の状況変化による展開予想には強い。

各場独自のクセ(水質やターンマークの配置など)を知り尽くしている。

お客を前に対面で予想販売を行うため、予想精度の悪さは致命的なダメージになる。

現在ではレース場によって導入が進む「オリジナル展示タイム」も、古くから取り入れており(各予想屋が展示時にストップウォッチボードで6艇それぞれのタイム計測を行う)目展示力は固定されたレース場だけを見続けた経験が活かされている。

公認予想屋のスタイル▼

各屋号オーナーごとに特色があり、それぞれお店の前の目立つところに「本命党」「大穴党」などアピールされているので、お客の求める情報に合わせて使い分けが可能。

予想の販売前に大局でのレース予想を語ってくれるので、予想を購入するかどうか事前に判断することができます。

ネット配信型予想屋

主に動画配信サービスで独自のオリジナルチャンネルを持ち、自らの予想を配信している。

大きく分けて2種類のタイプに分類される

  1. レースと連動したリアルタイム配信をメインに、視聴者と共にレース展開を予想する。
  2. レース前日に翌日の特定されたレースの展開予想を配信する。

1.のチャンネル例

シュガーの宝船

シトとエドセポネのニューウェーブ

2.のチャンネル例

みんなの舟券 競艇予想チャンネル

逆襲のブルー

1.の特徴

チャンネル主催者のキャラクターやしゃべりでファンを囲い込み、レースをリアルタイムで視聴者と共有しながらファンのロイヤルティ化を図り、最終的には有料チャンネルや商材購入に誘導したマネタイズ化を図る。ボートレース公式との案件も含めビジネスとして競艇予想を捉えている。

2.の特徴

データ分析や、予想メソッドの独自性などを用いて、特定レースの起り得る事象をロジカルに展開する。

予想は販売されておらず、また、ビジネス的なマネタイズよりもコーチ気質を起因とした発信である。

共に、顔出し(素顔と言う意味ではなく)していることから、予想の根拠はしっかりと打ち出している。

また無償であるにも関わらず、視聴者からダイレクトに(コメント欄など)不的中した際には怒りのコメントが寄せられるというプレッシャーもあり、予想には一定の責任感を伴っている。

ネット販売型予想屋

「競艇予想てっちゃん」にも代表される、SNSやno+eなどを通じて予想を販売する個人。

または、オリジナルの予想サイトを通じて情報商材的に競艇予想を販売している法人など。

両者ともに、販売した予想の精度や質に対して何ら責任を負うことのないシステムなため、中には詐欺を疑われても仕様がない者が多数存在する。

そもそも、予想の的中が確実と思われる程の予想を展開できるのならば、自ずから進んでオッズを下げる(舟券の購入者を増やす)行為を行う合理的な説明が付かないことからもネット販売型の予想屋の立ち位置は一目瞭然かと思われます。

予想屋活用法まとめ

ここまでいくつかの競艇予想にまつわる話題をお届けしてきましたが、結論から言うと、販売されている予想で有益なのは、「本場公認予想屋」のみです。

理由として、先にも述べた通り、予想を他者に渡す行為はオッズを引き下げるデメリットしかありません。

しかしながら、「本場公認予想屋」は、所属レース場の活性化を目的としているため、この理由が当てはまらないからです。

他には、専門誌やスポーツ紙の記者による予想、および、公式サイトが提供しているAIによるデータ分析などが有益な予想と言えます。

いずれも無償で提供されていますので、予想情報に400円支払うくらいならば、舟券を4点追加して幅広く購入されることをおススメいたします。

コメント